kioskが表すものは売店だけじゃない
日本語にもなっているキオスク。日本では駅内にある小型売店のことを指しますが海外ではより広い概念を表します。
駅内に限らず路上の小型売店のこともキオスクと呼びますし、他にも以下の記事のように空港内のチェックイン機のこともcheck-in kioskと呼びます。最初そのことを知らずタイトルを斜め読みしたら、売店がタッチレス??どういうこと??ってなりました笑
実際には、コロナ対策として触れずに操作できるチェックイン機が羽田空港に実験的に配備されたというニュースです。
売店の方のキオスクは語源的には、イランやインドの建築様式(ペルシャ語でクシュク)が13世紀頃オスマン帝国に伝わった際、トルコ語でキョシュクになり、さらに18世紀ごろヨーロッパにオスマン文化が伝わった際にキオスクになったそうです。*1
元々の意味は「日陰をつくるもの」で日本でいうとあずまやのような建築物を指していたとか。
つまりこういうのとか
こういうのとか
建物外周が開放的になっているものをもともとキオスクと呼んでいたようです。
ヨーロッパの国々で現在よく見かける売店型キオスクと形がなんとなく似ていますね。
いわゆるコンピュータ型のキオスクはInteractive kioskと言います。*2
冒頭で書いたcheck-in kioskもそのうちの一つです。
現在ではkioskというとむしろこちらの方が一般的かもしれません。以下は画像検索の結果ですが売店の画像はほとんどでてきませんでした。
もはや元々の意味のキオスクとはかけ離れてしまっていますが、「外周が開放的な建築物」→「1面が開放されたスタイルの売店」→「1対1のインターフェイスを持つ電子機器端末」と連想ゲームみたいで面白いですね。
今日の学習はここまで
今の電子機器端末を表す意味から、いつかまた新しい意味が生まれてくるのでしょうか。言葉の変遷は面白いですね。